出典：時事通信

フィギュアスケート・ロシア杯　女子SP

17-18フィギュアスケートグランプリ（GP）シリーズ開幕戦、ロシア杯は20日、モスクワで女子シングル・ショートプログラム（SP）などが行われ、エフゲニア・メドベデワ（ロシア）が首位発進した。

昨季の世界フィギュアスケート選手権と仏マルセイユで行われたGPファイナルで2連覇を達成しているメドベデワは、フレデリック・ショパンの『ノクターン』に乗せた完璧な演技で、今季自己ベストの80.75点をたたき出し、優勝大本命としての実力をみせつけた。

イタリアのカロリーナ・コストナーは、『行かないで』の楽曲で1万2000席を誇るメガスポルト・アリーナに詰めかけたファンから総立ちの拍手を浴びるほど心のこもった演技を披露し、74.62点で2位につけた。

日本勢では樋口新葉が69.60点で3位、坂本花織が68.88点で4位となっている。

引用元：Yahoo!ニュース

今季もメドベージェワは強すぎるのか。SPは安定した演技で80.75点をマーク。貫禄の80点超えを果たし、2位のカロリーナ・コストナー（イタリア）に6点差をつけ、地元大会で堂々の首位発進を決めた。

世界選手権2連覇中が示した演技に海外メディアも手放しで称えている。米スケート専門メディア「icenetwork」は各種目のSPの振り返り記事で「メドベージェワがモスクワで本格始動」と題し、こう絶賛した。

「メドベージェワが再びまばゆい輝きを放った」と振り返った上で「ショートプログラムの“ノクターン”で信じられない美しさを放ちながら、演技を披露した」と記述。「17歳が繰り出した数々の難技は、彼女にかかれば一見して全て簡単そうに見えてしまう」。すべてを華麗に美しく演じた舞いを手放しで称えている。

しかし、絶対女王に慢心はないようだ。記事によれば、SPを平然とこう振り返ったという。

「全体的に見れば、満足はしています。ただ、パフォーマンスにおいて自分が好まない小さな問題はいくつかありました。今日の時点はまだ自分のしなければならなかったことの一部に過ぎないので、結果についてはまだ何も言えることはありません。メインの仕事は、明日に控えています」

このように冷静に分析し、21日に行われるフリーへ向け、さらなる改善に意欲を示していた。

引用元：Yahoo!ニュース

ステップと三つのスピン全てで最高のレベル４。基礎点が１・１倍になる後半に集めた全ジャンプを簡単に決めた。技と技との間のつなぎの滑りも多彩だ。１０点満点で身のこなしと動作の明確さを評価するパフォーマンスは９・６４点。それを含む演技構成点で自己最高の３８・０６点を出した。

来月１８歳になる女王は昨季無敗。シニアデビューして２シーズン、グランプリ（ＧＰ）シリーズ、欧州選手権、世界選手権の計１０大会で９勝している。「体形を保つために、食事を制限し、規律を守っている」。今のところ、隙は見当たらない。

引用元：Yahoo!ニュース