樋口新葉選手 ロシア杯女子フリーは200点超えの3位の表彰台へ！『日本選手が揃う中国杯が海外ジャッジが下す日本人の序列になると思う・・・』

出典：時事通信

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フィギュアスケート・ロシア杯　女子フリー

女子フリーが行われ、ＳＰ３位の樋口新葉（１６）はフリー３位の１３７・５７点をマークし、合計２０７・１７点で３位だった。

優勝はＳＰ首位のメドベージェワ（ロシア）。ＳＰ４位の坂本花織（１７）は合計１９４・００点で５位だった。

シニア２年目の樋口は、映画「００７　スカイフォール」の音楽に合わせ、スピード感あふれる演技を披露した。冒頭のダブルアクセル、続く３回転ルッツ－３回転トーループの連続ジャンプを成功。３回転サルコーは２回転になったが、大きなミスなく滑りきった。

目標の表彰台にしっかりと乗り「まだまだ悔しいところはあるけど、とりあえず安心したと」と樋口。前日のＳＰでは回転不足などの判定を受けていただけに「昨日のミスが今日に響かなかった」と安堵の表情を浮かべた。

「２１０点、２１５点を越えていかないと次の試合は勝てないと思うので。そのためには、ジャンプのミスだけじゃなく、加点がもらえるように、ジャンプの後の流れだったりを見直したい」と次戦の中国杯（１１月、北京）を見据えた。

引用元：Yahoo!ニュース

新しい青の衣装で臨んだフリー「スカイフォール」。流し目に、ピストルを撃つ動き。００７の世界感をスピード感たっぷりに滑ると、最後のステップ部分では会場から自然と手拍子が起こった。途中、３回転サルコーが２回転になるなどわずかなミスはあったが、目標とする２００点を超えての３位を「自信になった」と喜んだ。

ＧＰ２戦合計上位６人が進む、ファイナル初出場を目標とする。来月３日からの次戦ＧＰ中国杯では、国内のライバル三原舞依と本田真凜、初戦ロンバルディアで敗れたロシアのザギトワら、強力メンバーと表彰台を争う。

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昨季は、３回転ジャンプが１回転になる「パンク」が目立った。「点を出せなかった」と落ち込み、躍進した三原舞依と一緒に練習したとき、「置いていかれる感じがした」。身体能力の高さに任せ、「去年までは何も意識しないで跳んでいた」という感覚で跳ぶことの限界がきていた。

自分なりのコツを探った。「（連続ジャンプの）二つ目で高くという練習をしてきて、それが体にしみこんでいる」。脂肪の少ない食事を考え、練習前後の体のケアに気を使い、必要な練習を自ら考えるようにもなった。「今は考えることが多くなり、頭の中が忙しい」

「ジャンプ後に（スケートが）流れずに詰まっちゃった。あまり自信につながる点数ではない。ここから頑張らないと、という感じ」。今大会を経て、新たな課題も見つけた。

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今季のフリーは映画「００７」の２３作目「スカイフォール」。ジェームズ・ボンドとボンドガールを演じる意欲的な演目は、力強さや爽快感にあふれる。

ジャンプ以外の滑りで魅了し、ピストルを撃つ動きが入ったコレオシークエンスが出来栄え評価（ＧＯＥ）でメドベージェワやコストナーを上回る１．７０点の加点を得れば、女性ボーカルの壮大な調べに乗った終盤の複雑なステップも１．４０点の加点がついた。

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映画「００７　スカイフォール」の音楽を使ったフリーはテンポの緩急の差が激しく、複雑な動きも多い。

岡島コーチが「だいぶ柔らかいところと強いところと（使い分けが）できている」と褒めたように、演技点を示す５項目では１０点満点で８点台半ばをそろえた。スピンもステップも全て最高難度のレベル４を並べ、要素をきっちりとこなしてみせた。

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女子で３位となった樋口はフリーから一夜明けた２２日、取材に応じた。

高校２年の１６歳は、表現の幅を広げようと映画鑑賞やメーク技術を磨いて艶っぽさを追求する。「表彰台に乗ることは意識していた。いざ立ってみると２位が良かった」と悔しさをにじませていた。

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